2024/04/18
皆さんこんにちは!
今日はおすすめの本をご紹介したいと思います(^o^)丿
今回ご紹介するのはダニエル・キーズの【アルジャーノンに花束を】です。
↓あらすじ
本作の主人公、チャーリー・ゴードンは、知的障がいを持つ32歳の男性で、簡単な仕事に従事しながら日々を過ごしています。
彼は人々から冷笑や嘲笑を受けながらも、常に前向きな気持ちで生きています。
チャーリーは、研究者のストラウス博士とニーマー博士による実験プロジェクトに選ばれ、知能を高めるための革新的な脳手術を受けます。
この手術は以前にラットのアルジャーノンに成功しており、チャーリーにも同様の手術が行われることとなります。
手術を受けた後、チャーリー・ゴードンの知能は確かに急上昇します。彼は新しい世界の扉が開かれたように、
高度な数学理論を理解したり、複雑な文学作品を読解するようになります。
一方で、彼が普通の人々と同じように思考できるようになると、新たな課題と心の葛藤に直面します。
特に、以前は理解できなかった人間関係の複雑さや社会の不平等に気づき始め、それが彼に多くの感情的な影響を与えはじめます。
そして、自分の性格にも変化が現れ、当たり前の知識や常識から周囲を巻き込み、以前とは異なる態度で接していくうちに、次第にチャーリイの周りには誰もいなくなってしまいます。
急成長する知力とそれに追いつかない性格の発達や感情、忘れていた過去の記憶はチャーリイはその状況に苦悩し始めます。
孤独になったチャーリイは、自分よりも早く手術を受けたアルジャーノンを世話をする中、異変に気付きます。
ニーマー教授やストラウス博士は、アルジャーノンの検査を開始、手術は一時的に知能を発達させることに成功したものの、
やがて以前にもまして知能が低下してしまうという事実を突き止めます。
知らなくてもよかったことを知り始めたチャーリイが純粋な感情のまま傷つき、孤独になってしまう辺りはかわいそうでたまりません。
是非皆さんも読んでみてくださいね♪